マジェスティS 純正流用の落とし込みボスワッシャーいろいろ
ベルト落とし込み用のボスワッシャーとしてKN企画のものを使用していましたが、内径が少し大きく精度があまり良くありません。そこで、精度的に間違い無さそうなヤマハ純正のボスワッシャーを6種類取り寄せて、セッティングに使えるか確認してみました。シグナスグリファスやNMAX、X FORCE等で落とし込みする際にも使える情報です。
ヤマハ純正品番「90201-154E8」
グリファス(2022年式)やNMAX125(2022年式)等の純正ボスワッシャーとして使われているものです。旧品番は90201-15700です。
厚みは1.05mm。
ヤマハ純正品番「90201-15840」
トリシティ125(2016年式)等の純正ボスワッシャーとして使われているものです。
厚みは0.42mm。
ヤマハ純正品番「90201-15841」
AXIS-Z(2022年式)等の純正ボスワッシャーとして使われているものです。
厚みは0.73mm。
ヤマハ純正品番「90201-15845」
X FORCE(2022年式)やJOG125(2022年式)等の純正ボスワッシャーとして使われているものです。
厚みは0.51mm。
ヤマハ純正品番「90201-15847」
NMAX155(2022年式)やトリシティ155(2020年式)等の純正ボスワッシャーとして使われているものです。
厚みは0.33mm。
ヤマハ純正品番「90201-15701」
最後に品番がボスワッシャーとして使われているものと近い物があったので購入してみました。
厚みは1.02mm。
使えないわけではないのですが他のワッシャーと比べて外径が少し小さいものでした。
KN企画と純正ボスワッシャーの比較
KN企画のワッシャーは外径23.82mm。純正ワッシャーは全てスチール製なので気をつけないと錆が出ますが、KN企画のものはステンレス製なので錆を気にする必要はありません。
純正ボスワッシャーの外径は23.99mm。純正の方が少し外径が大きいです。
KN企画ボスワッシャーの内径は16.15mm。
純正ボスワッシャーの内径は15.36mm。純正の方が0.79mm小さく、よりクランクシャフトの外径にフィットします。
KN企画のボスワッシャーをクランクシャフトに差し込んだ状態。重力で下がって下側に隙間が見えると思います。
こちらが純正ボスワッシャーをクランクシャフトに取り付けた状態。実際は若干隙間があるのですが、よりセンターにセットできています。10,000回転以上で回すので安心感があります。
現在使用中のジャパンスピード スタンダードプーリーは1.0mmよりもっと落とし込めそうなので、1.05mm + 0.51mm = 1.56mm でテスト中です。
※黒マジックではなく機械加工の跡が残っている部分
今回確認したボスワッシャーのまとめ
主な使用車種 | ヤマハ純正部品の品番 | 厚み |
NMAX125 – 2022 シグナス グリファス – 2022 | 90201-154E8(旧品番:90201-15700) | 1.05mm |
トリシティ125 – 2016 | 90201-15840 | 0.42mm |
AXIS-Z – 2022 | 90201-15841 | 0.73mm |
X FORCE – 2022 JOG125 – 2022 トリシティ125 – 2021 | 90201-15845 | 0.51mm |
NMAX155 – 2022 トリシティ155 – 2020 | 90201-15847 | 0.33mm |
不明、外径が少し小さい | 90201-15701 | 1.02mm |