マジェスティS トリシティ125用 改善対策プーリーナット取り付け
本日マジェスティSの泣き所で有名なプーリーナットのリコール(リコール届出番号4939)が発表されました。
マジェスティS(XC155)に関するリコールについて
過去にリコールではないのですが、改善対策としてトリシティ125でも同事象のアナウンスが出ていました。
トリシティ125(MW125/MW125A)に関する改善対策について
私は予防策としてマジェスティSにもこちらのトリシティ改善対策ナットを取り付けていました。今回のリコール4939の部品番号を入手できていませんが参考までに。私はシムを入れて落とし込みしているのと、ネジ山を稼ぐためにワッシャーは取り付けていません。締め付けトルクは純正ナットの45Nmから62Nmに上げており、ねじ山にスレッドコンパウンドを塗布、ナット座面にはグリースBを塗布しています。
左からトリシティ用の改善対策ナット(品番90179-12004)、エムソウル 強化プーリーナット(クロモリ鋼)、マジェスティS純正プーリーナット(型番95317-12700 ※旧品番95307-12700)です。純正プーリーナットは何度も付け外ししているとネジ山が伸びてきて緩むようです。当初は複数個予備を保有して管理していました。次に付けたのがエムソウルの強化プーリーナット。最終的に厚みがあり接触面積も大きいトリシティの対策ナットに落ち着きました。ちなみに、このナットはマジェスティSのフライホイール固定にも使われるナットだったりします。
トリシティ改善対策用ナット厚み。12.06mm。
エムソウル強化プーリーナット厚み。9.96mm。
マジェスティS純正プーリーナット厚み。6.89mm。
トリシティ改善対策用ナット重量。18g。
エムソウル強化プーリーナット重量。16g。
マジェスティS純正プーリーナット重量。7g。
マジェスティS用の純正コニカルワッシャー。11g。今回は使っていません。
183ccにボアアップ後、0発進全開テストを50回以上行い酷使していますが、ナット緩みによるプーリーボス固着は一度も発生していません。
・2021年4月7日追記
マジェスティSのリコール対応部品は以下品番です。トリシティ用の改善対策ナットより厚みは薄いようです。
ナット:90179-12019
ワッシャ:90201-12837
・2021年4月27日追記
実際にマジェスティSのリコール対応ナットを入手してみました。締め付けトルクも確認。