マジェスティS STM ハイパフォーマンスホイールベアリングセット & ドッグハウスアクスルカラーセット取り付け フロント編
STMのホイールベアリング交換について、先日のリア編に引き続きフロント編になります。使用しているホイールはMOSの社外ホイールですが、ベアリングやシール類は純正と同じ規格がそのまま使えます。
今回使用したパーツ類
JSM A-7075-T651 超々ジュラル ホイールアクスルディスタンスカラー ブラック(品番:TA-JSM-AS001BK)
DOGHOUSE SUS 強化 フロントアクスルカラー(品番:TA-DOG-AS001SI)
STM パフォーマンスベアリングセットフロント用 左右
オイルシール(品番:93106-17805)
肝心のベアリングはNTN製で規格は6301C3、6201C3でした。
純正ディスタンスカラーとの比較
MOS付属(純正?)は97.2g。
JSMは40.3g。半分以下です。
純正フロントアクスルカラーとの比較
こちらも前回紹介したリアアクスルカラーと同じようにDOGHOUSEのものは段差が付いた形状になっています。商品名には”強化”と記載があるので剛性アップの目的でこのような形状なのでしょうか。
純正は28.0g。
DOGHOUSEは34.4g。こちらは肉厚なので重いです。
オイルシールの比較
こちらは今回使用する純正とMOSのホイールに装着されていたオイルシールの比較です。左が純正ですが、厚みがあり中央部分がポコッとした形状です。
確認しにくいですが、純正はリップが二重になっており、防塵性が高い構造になっていました。
ベアリングとオイルシールの交換
MOSのホイールにはKOYOのシールド形ベアリング装着されていました。純正ホイールもシールド形のようです。
規格は6201Zと6301Zが使用されていました。シールド形のベアリングのためフリクションが少なく軽快に回ります。STMとベアリング単体で回して比較してしても差異を感じられませんでした。ゴムシールではないシールドベアリングは防塵性や防水性が高くないのですが、高速回転に適しており低抵抗が特徴です。
ベアリングの圧入は油圧プレスを使用。やはり楽です。ベアリング間のディスタンスカラーは指でヌルヌル動く位にセットしていますが、プレスで微妙な圧も意外とかけれます。
DOGHOUSEのカラーは段差があるため、ぐりぐりしながら入れてあげないとカラー先端がシールに引っかかり、しっかり奥に入りませんでした。
交換後の変化
フロントを浮かせた状態で回転させてみましたが、KOYOのシールドベアリングとほどんど差はありませんでした。むしろシールが新品のため抵抗が強いかもしれません。走行時の変化も特に感じられずですが、リアに続いての交換ということで気持ち的にもリフレッシュです。