マジェスティS REAL ENERGY S5+(R6+) レギュレータ 取り付け
メーター類やグリップヒーター、フルコン、ETC、USB電源のスマホ等、アクセサリ類が増えてきたこともあり、フル稼働させるとアイドリング時の電圧が13.1Vと少し低い値を示しています。改善のためにREAL ENERGYのレギュレータに交換しました。結果的に導入前の13.1Vから13.7Vまで向上しています*。また、メーカーサイトによると、兄弟車種のFORCEと下位モデルR5との組み合わせにおいて、常用回転域で0.5馬力アップしているデータがあります。また、形状も変わらないのでおそらく型番変更のみだと思われますが、本日現在S5+はR6+に置き換わっています。
*REAL ENERGYによるとメーター上の電圧は不正確であり、正確な値はレギュレータの出力端で測定すべきとのことです。
パッケージ。
REAL ENERGYでマジェスティSに対応している30AのレギュレータはR3、R5、S5+とありますが、S5+は最上位モデルになります。オープンループとクローズドループのデュアルチャネル構造になっており、状況に応じて整流モードを切り替えることができるのが特徴です。R5+はクローズドループモードのみになります。クローズドループはフィードバックを元に制御を行う回路になりますが、消費電力が小さい場合はレギュレータの寿命に影響が出るそうです。消費電力が小さい場合はオープンループ、消費電力が大きい場合はクローズドループと制御することによって最適な処理が可能です。例で言うと、ライトをONにした際には大量に電力を消費し、OFFにした際には消費電力が少ないような車両の場合はS5+が適しているとのことです。
定価は21,560円でかなり高価です。2020年の発売当初よりも値上がりしています。更にR6+に変更されたタイミングでも値上げされて22,220円になりました。
正規店で購入すると保証書が付属します。
ステッカーが付属。
カラーは赤アルマイトです。他に黒アルマイトもあるようですが、マジェスティSは外から見えないところに設置することになりますので、特に気にせず赤にしました。
R5+と比べると大型化されており冷却フィンの形状が異なります。
裏側にはシリアル番号が刻印されています。
端子部分。
純正レギュレータとの大きさ比較。
マジェスティS後期(SG52J)はフロントカウル右側にあり、交換するにはフロントカウルをまるごと取り外す必要があります。
レギュレータはインナーフェンダーにステーを噛まして取り付ける構造です。
S5+発売当初はボルトが付属していたようですが現在は付属しません。純正ボルトを使って取り付ける際はボルトが動いてしまうので、大きめのワッシャーを噛ませることをおすすめします。大阪魂のブラックステンレス製を使用しました。ボルトサイズはM6です。
取り付けた状態。
干渉等は全く問題ありません。
2022年6月7日追記
R6+がモデルチェンジされ、別売りのマルチメーターとの接続、電圧調整機能が付いたようです。