日東工器 ハイカプラ 20PF/20PFF/20PFF-PLAの違い
G1/4サイズのハイカプラとして定番の日東工器製ですが、ラインナップがいくつかあってわかりにくいので三種類を入手して比較してみました。
外観比較
左から20PF、20PFF、20PFF-PLAです。形状的には20PFFが最もコンパクトになります。
20PFと20PFFはどちらも鋼鉄製ですがメッキの処理が違います。20PFF-PLAは内部も含め全てプラスチックでできており、外側ナットのサイズが他に比べてやや大きいです。錆を気にする必要がないため、空気だけでなく水も利用可能になっています。
上側から。20PFは奥にシール材がはいっておらず座面がテーパー形状になっています。20PFF、20PFF-PLAはどちらも座面が平行で黒いゴムのシール材が入っています。シールテープを使わないで接続できるので、一般的には20PFFを使うケースが多いと想定します。
重量比較
20PF
重量は27.6g。
20PFF
重量は23.9g。
20PFF-PLA
重量は5.7g。
比較表
日東工器ハイカプラRc1/4サイズの各仕様は以下になります。今回紹介した以外にステンレス製や真鍮製もあります。
型式名 | 本体材質 | シール材質 | 適用流体 | 使用温度 | 最大使用圧力 |
20PF STEEL | 鋼鉄 | 無し | 空気 | -20 ~ 180℃ | 1.5 Mpa |
20PF F STEEL NBR | 鋼鉄 | ニトリルゴム | 空気 | -20 ~ 180℃ | 1.5 Mpa |
20PFF-PLA PBT NBR | エンジニアリングプラスチック(PBT,POM) | ニトリルゴム | 空気、水 | -20 ~ 60℃ | 1 Mpa |
20PF SUS | ステンレス | 無し | 空気、水 | -20 ~ 180℃ | 1.5 Mpa |
20PF BRASS | 真ちゅう | 無し | 空気、水 | -20 ~ 180℃ | 1 Mpa |
使用しているハイカプラ
現在、スプレーガンに取り付けて使用するハイカプラは全て20PFF-PLAにしています。体感できるほど軽量なので取り回しが楽になります。また、エアーには少なからず水分が含まれているため錆の発生リスクを減らすことができます。