ラッカーシンナー&剥離剤に対応するオススメの手袋

2023年1月1日

最近はスプレーガンを使った塗装を頻繁に行っているのですが、洗浄用のラッカーシンナーが強力すぎて厚手のニトリルゴム手袋でもすぐに破れて対応できませんでした。耐溶剤や耐シンナーを謳っているものは高価で、一双1,500円~4,000程度します。もし耐性が無くて破れてしまうを考えると、なかなか買う気持ちになりません。ですが、色々試して安くてラッカーシンナーや剥離剤にも使える手袋を見つけたのでシェアしようと思います。

こちらはいつも作業で使っているモノタロウの二トリルゴム手袋。作業内容で使い分けています。中厚手でもラッカーシンナーはあっという間に穴が空きます。
左側:ニトリルゴム手袋 極薄 粉なし ブルー色 100枚入
右側:ニトリルゴム手袋 中厚 粉なし ブラック色 50枚入

こちらがラッカーシンナーでも全く問題無かったモノタロウの「ポリエチレン手袋 外エンボス 厚手タイプ クリア色」です。一箱100枚入りで価格は約200円でした。溶剤用の手袋と比べると激安です。

ポリエチレン製の手袋ですが厚みは0.11mmあります。モノタロウでもっとスタンダードなポリエチレン手袋がありますが、そちらは0.023mmです。こちらは約5倍の厚みがあります。100円ショップ等にもポリエチレン手袋はありますが薄いタイプが主流で、経験上ちょっと負荷がかかるだけで簡単に穴が空きます。厚みがあれば作業中に負荷がかかって穴が開くリスクを減らすことができ、継続して再利用も可能です。

こちらはSサイズを装着した状態。グローブ類は普段Mサイズですが、作業性を考えて一つ小さいサイズを使うようにしています。ある程度手にフィットしているので、スプレーガンの洗浄時には作業性の悪さはあまり感じません。エンボス加工(滑り止め)されているとはいえ、シンナーで濡れていたらはほとんど意味はないので、滑って落下には注意です。スプレーガンで塗装する際は上記のニトリルゴム手袋極薄を使用し、こちらを使うのは洗浄時のみです。

洗浄用に使用している関西ペイントのラッカーシンナー。洗浄でたくさん使うので16Lを追加購入しました。最初使った時はあまりの洗浄力の高さにびっくりしました。塗料以外の洗浄にも役立ちます。これを使うとパーツクリーナーは溶解能力が弱めで安全だったということに気付かされます。皮膚に付着すると痛みが出て赤みが発生しますので絶対に皮膚に付けたくありません。

手袋の中にラッカーシンナーを入れて数時間放置してテストしました。全く漏れず外から触っても溶けている感じはありません。

次に塗装でよく使われる剥離剤です。こちらもニトリルゴム手袋はすぐにブヨブヨになって穴が空いてしまいます。ニッペの塗装はがし剤(リムーバー)ですが、こちらはかなり昔に買った物なので既に廃盤のようです。現在販売されているものと成分が違うかもしれません。

剥離剤も手袋に入れ数時間放置してテストしました。こちらも全く漏れず溶けている感じはありませんでした。ただし他の剥離剤は試していないので、他製品だと対応できないかもしれません。