マジェスティS KN企画 ボアアップキット取り付け⑤
KN企画 ボアアップキット取り付け④の続きです。KN企画のエンジンキット取り付けにあたり追加で購入した商品を紹介していきます。今回はKN企画 国産インジェクター 160ccです。
マジェスティS純正のインジェクターとの比較。純正インジェクターの性能は120cc/minです。作りがとても似ていますね。KN企画が出しているマジェスティS用の国産インジェクターとしては、120cc、140cc、160cc、240ccがあります。マジェスティSのボアアップは160ccが定番のようです。国産を選んだ理由は、海外製だと噴射量の精度にバラツキがあるようなので値段は高いですが国産にしておきました。上下のOリングは付属しています。補足として、NMAX 2017年以降やシグナス グリファス用のインジェクター形状と一見似ていますが、端子の形状が微妙に違うのでご注意下さい。
噴射口の違い。120ccは6穴ですが160ccは10穴です。多孔化され、各穴のサイズが小さくなっているので霧化が促進されると考えられます。
ボアアップ前、町中走行時の純正インジェクター使用率が75%位でした。高速の全開時はもっと使用率が上がる可能性がありました。aRacerの指標として85%以下で使用することとあり、純正インジェクターは足りなくなる可能性が高そうなのでボアアップ作業と同時に交換しています。ボアアップ後、実際に160ccインジェクターの使用率は高速を含む全開時で70%程度でした。183ccボアアップ+ビッグヘッド+ハイカム使用時においては、上手く範囲内に収まっていると言えそうです。
訂正:使用するマフラーによってピークパワーが大きく異なることが判りました。ターゲット回転数よっては160ccでは厳しい場合があります。今後の記事で検証結果を掲載予定です。
インジェクターを取り外した場合、Oリングは都度交換が必要ですが、純正部品で補修が可能です。
大きい方:5CA-E4147-00
小さい方:54P-E4147-00
KN企画 ボアアップキット取り付け⑥に続きます。