ハイガー産業/HEIGE HG-DC991AL アルミタンクコンプレッサー導入
念願のコンプレッサーを導入しました。錆に強いアルミタンクと0.6MPa時に162L/minという吹出空気量の大きさからハイガーのHG-DC991ALにしました。ある程度パワーのあるエアツールの使用も想定して、ホースはSK11の内径8.5mm×10mのもの(品番:SAHP-810 )を別途購入しています。
ポンプは4気筒です。高速(100%)と低速モード(50%)があり、高速だと2,500rpmで4気筒で動作しますが、低速だと2気筒1,500rpmで動作して少し静音になります。住宅街でも昼間なら何とか許容できる騒音かなと思います。近所の目が気になる場合は家の中にコンプレッサーを入れてホースを伸ばした方が良いと思います。
液晶の操作パネル。圧力設定は可能ですが、再稼働圧力は設定できません。80MPa以下になると再稼働してエア充填が再開されます。
右下の黒い筒状のものがレギュレータです。計器を見ながら圧力の設定が可能です。
購入直後からフィルターにガタがあり、説明書通りにやっても直らないのでシールテープを巻いて半固定状態にして修正しました。このコンプレッサーは故障事例もあり賛否両論あるようですが、今のところ大きなトラブルは発生していません。
用途は色々考えていますが、まずやりたかったのは二液ウレタン塗料を使ったスプレーガンによる塗装です。水分除去と錆防止のためフィルタレギュレーターをコンプレッサーに直接取り付けました。モノタロウのセミオートドレンタイプのもので品番は「FR-02」です。コンプレッサーは1MPaで充填し、このフィルターで0.6MPaに減圧しています。汚れた水分がかなり溜まるので見た目的にもフィルターの効果を実感できます。カプラー類はどちらもモノタロウ製でサイズは1/4です。ネジ部にガスケットが塗布してあるものを使用しました。コンプレッサー側は「PM20-Steel」、ホース側は「SM20-Steel」です。
セミオートドレンタイプはツマミの矢印を下方向に向けるとエアーと一緒に溜まった水分が下から排出されます。通常は矢印を上向きにして使用します。圧がかかっていない時は自動排出されるとのことなのですが、内部にある黒い樹脂の高さ(1cm位)まで溜まらないと自動排出してくれません。圧がかかっている状態でレバーを使い排出すると、エアーの勢いで少量の水でも排出しやすいです。
壁設置用のブラケットは邪魔なので撤去しました。こちらの方がすっきりします。
念のため、塗装用に手元側にもモノタロウのウォーターセパレーターを用意しました。夏でもほとんど水分は溜まりません。コンプレッサー側のフィルターで十分除去できていそうです。スプレーガン側のワンタッチソケットカプラーはモノタロウ製で「YNL-22SM」、コンプレッサー側のハイカプラは日東工器製で「20PFF STEEL NBR」です。下記で紹介しているスプレーガンと同じものになります。
スプレーガンは明治のファイナーフォース(FINER FORCE)を使用。左がソリッド/クリア塗装用のタイプB、右がメタリック用のタイプTです。どちらも明治の手元圧力計兼レギュレーターを取り付けています。こちらで0.1~0.2MPaに減圧しています。タイプBはクリアを厚く塗るのに適しており、タイプTはメタリックむらが出にくいよう塗膜が均一なのが特徴です。バイクの小物のみを塗るのであれば、もっと低圧で小型の岩田LPH-50シリーズ、明治のF55シリーズが良さそうです。
スプレーガン側には日東工器のハイカプラを使用しています。品番は「20PFF STEEL NBR」。ニトリルゴムのシール材が入っているものを使用。日東工器の鋼鉄製ハイカプラ1/4サイズには「20PF STEEL」というものもありますが、そちらはゴムのシールが無くテーパー形状のおねじになり、ネジ山が深く、大きく重いです。
普段はホースにエアダスターを付けっぱなしにしています。定番のSK11のSAD-101。金属製で耐久性があります。缶スプレー型のエアダスターでは飛ばせないエアフィルターのゴミも一気に吹き飛ばせます。洗車後の水分除去にも大活躍です。金属製のエアダスターは先端ノズルの形状がいくつかありますが、ピンポイントで風を当てやすいこちらが使いやすいと思いました。ノズルは好みの物に付け替えることもできます。SK11のエアホースプレミアムの先端には滑り止めゴムが付いているのですが、エアチャックの抜き差しで外れやすいです。原因は油分なので、一旦外してパーツクリーナー等で洗浄してから取り付けると外れにくくなります。
10年前位にサーキット用で購入したアサヒのゲージボタル「AG-8006-1」。古いモデルなので現在は廃番です。ストレートチャックですがバイクも含め使用しています。エア充填に時間はかかりますが、今まではシガーソケットから給電する小型コンプレッサーのホースを加工して使えるようにしていました。今回のコンプレッサーと組み合わせるとタイヤへのエア充填は圧倒的に早く楽です。
良くある中華製のオービタルサンダー。バイクだと使う場所が限られますが、主にパテの面出しに使用しています。ダイヤルでエアの流量を調整できる仕組みです。かなりエアーを使うのでコンプレッサーは回りっぱなしになりますが、休みながら使えば何とか使用できます。
オービタルサンダー用のコバックス スーパーアシレパッド「MO-H(穴無)」を貼り付けてスーパーアシレックス/バフレックスで研磨できるようにしています。
使い終わった後のエア排出はレバーで簡単にできますが、ドレンは真下に付いていないので、タンクを少し手前に傾けながらコックを開けると水分を放出しやすいです。
保管時は90Lのゴミ袋を被せてホコリが被らないようにしています。