マジェスティS Go Works プーリーダクトカバー取り付け
前回行った駆動系の熱ダレ対策は大きな効果が出ませんでした。プーリーフェイスのフィンが発生させる負圧の風量では限界があると思われ、走行風を取り込むことでより冷却効率が高いGo Worksのプーリーダクトカバーを取り付けてみました。
パッケージ。デザインも含めこだわっているようです。Made In Taiwan。Go Worksはハンドルブラケットが一番有名だと思います。
国内代理店アトラスの品番は「TA-GOW-CC001BK」。あまり需要の無い商品のようで、台湾への取り寄せ注文で納期は約2~3週間とのこと。タイミングが良かったのか、実際は10日程度で届きました。
同梱物はステッカーのみ。緩衝材を使用して丁寧に梱包されています。
カラーは5色展開でブラックを選択しました。他にブルー、レッド、ゴールド、シルバーがあります。本体はアルミ製でアルマイト処理されています。素材による放熱効果も期待できそうです。
ダクト部分。前方からケース内に走行風を導入できる構造です。
裏側。クランクケースカバーにフィットする形状になっています。純正のゴム製ダクトは取り外して使用します。
後述するメッシュカバーを取り付ける穴が4つ開いています。
風量は落ちますが、異物巻き込み対策でオプションのメッシュガードも購入しました。本体はアルミでアルマイト処理されています。穴はハニカムメッシュ構造。ステンレスのビス4個付き。
国内代理店アトラスの品番は「TA-GOW-CC002」です。
メッシュカバーを取り付けました。
メッシュカバー込みの重量は584g。純正の樹脂カバー&ゴム製ダクトと比べると結構な重さがあります。
クランクケースの純正ダクト取り外し。異物が入りにくい位置に取り付けてあります。アプローチしにくい二箇所のナットで留まっているので、リア周りの外装は外しました。
純正エアダクト全体。
今回初めて取り外しました。使用には問題無いのですが、ゴム表面が白化していました。
吸気口は十分な大きさがあると思います。この位置でも砂埃や軽い異物は吸ってしまい、エアフィルターは結構汚れてしまいます。
取り付け前に”GO WORKS”の赤いロゴが車体に合わないと感じ、剥離剤で除去することにしました。このままでもシンプルで格好良いと思います。
そのまま使用するか悩みましたが、文字にブルーを入れてみました。
クランクケースカバーに仮合わせ。クランクケースカバー側の吸気口を拡大加工するか迷ったのですが、プーリーフェイスの回転で風を効率よく取り込むことを考えた形状のようにも思えたので、とりあえずそはのままとしました。
クランクケースカバー二箇所の排気口。多少の異物は入る想定ですが、カバーも無いので軽いものであれば抜けていくことを期待しています。
クランクケースカバー側の表面は大雑把な鋳物ということもあり、個体差なのか、かなりフィッティングが悪くそのまま取り付けできませんでした。仕方ないのでクランクケースカバー側の円周を削って合わせています。また、手間ですが白サビ対策で再塗装しました。
車体に取り付け。ボルト類はJSMのStar Bolt(M6×20mm)とStar Washerブラックを使用。
吸気口は車体の少し内側に入り込んでいますが、雨天時は少なからず水が侵入してしまうと思います。
全体的に見るとカーボンカバーを取り付けていた時よりも少し地味になりました。ダクトカバーを取り付けたまま作業できるのでメンテナンス性は向上します。駆動系を頻繁にバラしている方には嬉しいです。
ダクトカバーを取り付けたのは8月ですが、テストする時間が無く本日に至りました。夏場に少し走った感じでは気温の高さを払拭するほど効果は感じられなかったのですが、気温が再び高くなる来夏にどの程度効果が出ているか、余裕があれば以下検証を考えています。
ダクトの状態 | メッシュカバー有無 | 放射温度計によるベルト温度(放射率はゴムに設定) |
ダクトカバー開放 | 無し | TBD |
ダクトカバー開放 | 有り | TBD |
ダクトカバー前面をテープで塞ぎ下方向からの吸気のみ | 有り | TBD |
ダクトカバー取り外し | – | TBD |