マジェスティS デイトナ ワイヤレス充電器(Qi規格対応) 15W 品番:16079 取り付け
先日取り付けたデイトナのスマホホルダーにデイトナのワイヤレス充電器を取り付けました。バイクの場合、ワイヤレス充電はハンドル周りのケーブル類を最小限にすることが可能です。
パッケージ
品番は「16079」。防水設計と記載がありますが、説明書等に防水性能の等級の情報はありませんでした。説明書には、洗車時に直接水をかけないでとの注意書きがあるので、生活防水レベルと思った方が良いかもしれません。
裏面には仕様が記載されています。保護機能もいくつかの項目でちゃんと入っています。出力は15Wとのことですが、ワイヤレス充電は効率が落ちるため70~85%の効率との記載があります。
同梱物
延長ハーネスが赤120cm、黒80cm付属しており、ブレーキスイッチから給電するハーネスも付属していました。
左側が変圧器で上部に状態表示の青色LEDが付いており、故障疑いの際に役に立ちます。表示の意味は次のとおり。過温度保護機能が付いていますが、これは変圧器側の温度を監視しているのであり、充電パネル側は見ていません。説明書にスマホ本体が発熱した場合はON/OFFスイッチをつかうようにとの記載があります。
LED表示 | ガイド |
3回点滅後消灯 | 通電確認(イグニッションON時) |
点滅 | 充電中 |
点灯 | 充電完了 |
速い点滅 | 異物感知 |
遅い点滅 | 過温度保護 |
充電パネルは裏面と側面が金属製で、表面は樹脂製の薄いシートで覆われています。充電パネルから変圧器まではフラットタイプのケーブルが使われており、長さは80cmあります。間に端子はないため、狭い場所を通す場合は注意が必要です。マジェスティSの場合、一般的にハンドル中央の隙間から通すことになると思いますが、私はワイヤー類が多かったので隙間を作るのにメーター周りの外装をずらしたりする必要がありました。プラス側は5Aのヒューズが付いており、先端のギボシはホンダ車等に使われている細いタイプのCA/CB103が使われています。車体側のギボシを作成する場合は注意が必要です。
付属のON/OFFスイッチ。22.2Φのハンドルに取り付け可能で、長さは30cmあります。ON/OFFスイッチは使わなくても使用可能と説明書に記載がありますが、スマホが発熱した場合は短期間でON/OFFを繰り返すことがあり、バッテリーを傷める原因になると注意書きがあります。今回私は別のスイッチを使用しましたのでこちらは使っていません。
今回別に用意したスイッチ
目立たない場所にスイッチを設置したかったので、別製品を購入しました。デイトナのフラットフェイスタイプのスイッチです。品番は71779。スイッチのスライド部分は黄色のラインナップもあります。
スイッチの同梱物は両面テープとエレクトロタップ。配線の長さは80cmあります。
取り付け作業
車体側の電源はグリップウォーマー端子から分岐させて取得しています。プラス側の配線の間に上記スイッチを入れていますが、プラス側のメスをCA/CB103にしています。
スイッチは走行中に頻繁に操作する必要もないのでハンドルブラケットの間に設置。場所的にあまり目立たず、フロントカウル内への長さは最短で済みます。
変圧器はフロントパネル内の適当なステーにタイラップで固定しています。延長コード類は使用していません。充電パネルは付属の両面テープは使わずに、3Mのものを裏面全面ではなく、部分的に貼る形で使用しています。iPhone 13 Pro Maxの場合は左端ギリギリに貼り付けると反応しませんでしたので、すこし右側に寄せて貼り付けています。また、裏側やスライドウイングにもともと貼り付けてあった黒い滑り止めスポンジは剥がしています。配線は他の配線に這わせる形で、ハンドルブラケット上部の穴からフロントパネルの中に入れています。
クランプバーに付いていたUSBポートが無くなったのですっきりしました。最近はウインドシールドを外しており、雨天走行時に雨が当たるため気になっていたのも解消されます。あとはやはりスマホにケーブルを挿さなくて良いのは楽ですね。充電スピードは有線に比べて遅いですが、異常に遅いというわけでもないので個人的には気にならないレベルです。