現在使用中のパワーグリップクラッチですが、クラッチシューのウイナースプリングは硬いものが使われているので、クラッチミート(乗車状態で車体が動き出す回転数)の回転数が5,400rpm程度あります。強化クラッチでも慣れれば特にストレスにならないのですが、街乗りするのであれば低い回転数で繋がってくれた方が楽ではあるので、純正スプリングに変えたらどうなるか検証してみました。
マジェスティS KOSO 1500rpm センタースプリング取り付け
NCY 1000rpmセンタースプリングに続き、KOSOの1500rpmセンタースプリングもテストしてみました。
マジェスティS NCY 1000rpm センタースプリング取り付け
NCY 1000rpmセンタースプリングをテストしました。現状ボアアップ+ビッグヘッドによりノーマルと比べものにならない位に出力が上がっていますが、体感できないレベルでスリップロスが発生しているかを走行データで確認するため、社外としては柔らかい1000rpmアップのセンタースプリングを使ってテストしてみました。
マジェスティS JAPAN SPEED スタンダードプーリーキット取り付け
シャーシダイナモによるパワーチェックにより、ピークパワーが10,000回転付近であることが判明しました。その後、今まで取り付けていたデイトナプーリーでセッティングを行いましたが、手持ちで最軽量のドクタープーリー7.0gでも回転が上がりきらず、対応できないことがわかりました。そこで変速回転数をあげる為、去年夏前に購入して放置していたJAPAN SPEED スタンダードプーリーに変更してみることにしました。このプーリーを使っていなかった理由は、逆にプーリーが軽すぎることでウエイトローラーを重くしても狙った変速回転数に合わせるのが難しかったためです。
マジェスティS デイトナ ハイスピードプーリーキット & 強化Vベルト取り付け
現状ハイギアと純正プーリーの組み合わせですが、プーリー端まで使い切るまでは時間をかけて引っ張らないと使い切れないことが分かってきました。とはいえ、伸びしろを大きくしておきたかったので、デイトナのハイスピードプーリーキットと、同じくデイトナで相性が良いと思われる強化Vベルトの組み合わせを導入してみました。
マジェスティS KOSO ミッションブリーザーホース&キャップセット ブルー 取り付け
前回のクランクケースカバーをブルーに変更にしたのに続き、ミッションブリーザーホースとエアクリーナーボックスのドレンキャップをブルーに変更しました。
マジェスティS KOSO クランクケースカバーガスケット ブルー 取り付け
クランクケースカバーは何度も取り外ししている関係でガスケットが少し傷んできました。ドレスアップも兼ねてKOSOのブルーのガスケットに交換してみます。
マジェスティS Gstone GTシリーズ 14×32T ハイギア取り付け
まだボアアップキットを組んで慣らし&セッティング中ですが、出力向上のため純正ギアだとすぐに変速しきってしまうことがわかりました。エンジンに余力があるのに使いきれていないのはもったいないのと、中型/大型バイクとの高速ツーリングも想定してハイギアを投入することにしました。
マジェスティS KN企画 パワーグリップクラッチ&クラッチアウター 600km使用状況
ウエイトローラーの設定変更ついでに以前に取り付けたクラッチアウターを外して清掃しました。取り付けてから600km使用しているのですが、クラッチシュー3枚とも全面に渡ってバッチリ当たりが出ていました。ここまで綺麗に当たりが出ていたクラッチは初めてなのでちょっと感動です。
マジェスティS KN企画 パワーグリップクラッチ&パワーグリップクラッチアウター 取り付け
クラッチとクラッチアウターをKN企画のパワーグリップに交換しました。決め手となったのはクラッチアウターの特殊加工です。クラッチは相性を考慮して同じパワーグリップですが、軽量タイプではなく重量タイプを選択しています。結果的に発進加速は大きく向上しました。クラッチ/アウター共に純正よりも重量があるため、他社の軽量クラッチよりもレスポンスが落ちますが、高速道路のトップエンド付近でのフィーリングは良好です。ただ、クラッチミート(乗車状態で車体が動き出す回転数)のタイミングは4,000rpm以上(約3,000km走行後、クラッチミートは約5,400rpmです)になるので、渋滞時等の極低速域は乗りにくくなります。クラッチ関連では非常に安価な部類でコストパフォーマンスはとても良い製品です。