マジェスティS ブレンボ マスターシリンダー 15RCS コルサコルタ 取り付け
最高峰のマスターシリンダーはどう違うのか?を体感してみたくなりフロントマスターをR1 セミラジアルからブレンボの15RCSコルサコルタに交換してみました。R1のセミラジアルはレストア中の別のバイクに使うことにします。
しっかりしたパッケージ。内側は緩衝材が張り付けられていました。
マスターシリンダー本体には「15 RCS Corsa Corta」の刻印があります。コルサコルタは2018年に発売されたRCSマスターの進化版の位置付けです。
コルサコルタはブレーキスイッチが取り付け済みです。OMRON製のスイッチでした。
3 種類のモード(R:レースモード、 S:スポーツモード、N:ノーマルモード)でレスポンスが変更できます。具体的にはマスターシリンダーのピストンを押し始めるまでの距離が三段階に変化します。ストリートの場合、意図しない急ブレーキがあった場合は距離があった方が効くまでの余裕がありますのでコントロールしやすいはずです。モードの差を確認するにはある程度スピードが乗った状態から試すとわかりやすいと思います。
レバーレシオと組み合わせると6通りにセッティングできます。レースモード+20mmで使用中です。レバー調整のダイヤルは細かく調整できるので、自身の指の長さに丁度良く合わせることができると思います。
付属品。
ハンドルクランプはミラーホルダー付きのクラフトマン製を選択しました。ミラー穴はM10-P1.25。アルマイトカラーは一応コルサコルタに合わせているそうです。
今付けているミラーは8mm逆ねじなので、写真には写っていませんがTANAXのアダプターで10mmに変換しています。
事前に購入していたZETAの64チタンボルトとピボットピン。ピボットピンはRCSとRCSコルサコルタで仕様が違うことが判明し使用できませんでした。結局、使用したのはミラークランプ用のM6 x 25mm 2本のみです。
ブリーダースクリューもZETAの64チタンに変更しています。
サイズはM10 P=1.0。
タンクステーはゲイルスピードのTYPE-3を使用。
ホースはR1のマスターに使っていたものの予備を使用しました。品番は5SL-25895-00。エチレンプロピレンゴム(EPDM)で出来ているのでブレーキフルードでも汗をかきません。
引きしろは丁度良く、中指一本の軽い力でブレーキングが可能です。レバーの遊びが無く精度も素晴らしいので、コントロール性も良いです。ブレンボ40mmシングルキャリパーには非常にマッチしているマスターだと思います。